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好きな女性をデートに誘おうと思うとき、男性は何のテクニックも考えないで、「今度、安い居酒屋へ行ってみない?」などと誘うことがありますが、これでは女性もなかなか誘いに乗ってこないでしょう。 誘い方にちょっとした工夫をして、彼女のほうから「行ってみたい!」と言わしめることが大事なのです。 ダイレクトな誘い方も、ひとつの方法ですが、すぐに誘わずに相手に興味のある話題を投げかけて、その話題に飛びついてくるのを待つというテクニックもあります。 ここでは、好きな女性をデートに誘うテクニックや方法について紹介しましょう。
心理学の用語で「カチッサー効果」というのがあり、この効果を利用すれば、好きな彼女をデートに誘うテクニックに応用することができます。 要するに、理由を付けて頼んだり誘うと、好結果が出やすいということです。 たとえば、彼女に「○○だから、デートしない」というように、理由を付けて誘うといいのです。 ただ、あまり関連がないような理由をつけて誘うのは、相手にとって意味不明となるので、逆に突っ込まれることになります。 「今日は、朝の占いで、おいしいものを食べたら吉になるといわれたので、いっしょに食事しない?」などというようなのは、理由になりませんよ。 もし、食事に誘いたいのなら、「僕と食事に行きませんか?」とあっさり誘うのではなく、そこに理由付けをして付加価値をつけるのです。 「今日は花火大会の絶好日で、花火が映える夜景が最高だから、○○の野外レストランに行かない」などと自然な感覚で誘えばよいでしょう。 映画に誘いたいのなら、たんに「面白い映画がきているんだけど、映画を観にいかない」と言うより、「あのアクション映画が、3Dになったようなので、どんなにすごいか体験に行かないか」などと誘えばよいでしょう。 このように誘い方ひとつで、返事が変わるのだから、これからはあなたなりに応用してみよう。 ★ カチッサー効果とは 心理学者のランガーが実験をおこなった結果、被験者がコピー機の順番待ちの列の先頭へ行き、次の3通りの言い方で先にコピーをさせてもらいたいと頼んだそうです。 @ 「先にコピーをとらせてもらえませんか」 A 「急いでいるので先にコピーをとらせてもらえませんか」 B 「コピーをとらなければいけないので先にコピーをとらせてもらえませんか」 そうすると、承諾率は@が60パーセント、Aが94パーセント、Bが93パーセントだったようです。 つまり、人に何かを頼む時に単に「〇〇してもらえますか?」と言うよりも「〇〇なので、〇〇してもらえますか?」と理由をつけると承諾されやすいということです。 この効果を意中の女性をデートに誘うときに応用するのです。
日ごろのアタックが功を奏し、初デートにまで漕ぎつけたのに、次のデートにまでつながらなかったという人はいませんか。 そういう人は、次のデートにつなげる誘い方や方法を間違っていたのです。 これまでの好きな彼女とのデートを一から思い返しても、お互いに楽しいデートだったし、彼女だって明るい表情で楽しんでいた、などと、あれこれと詮索するものですが、なかなか気がつかないものです。 次回のデートに誘えなかった失敗の原因は、要するにデートに誘うタイミングを外したために、スープが冷えてしまったのです。 祭りの後の寂しさのように、お祭り気分のときは、お互いが燃えあがっているのに、ひと晩経って祭りが終わりますと、あの燃え上がった気持ちは果たして何だったのだろうかと思ってしまうのに似ています。 デートも同じで、好きな彼女と二人で過ごしたあの楽しかったひと時も、時間の経過とともに冷めてしまいます。 孫子の兵法にも「兵は拙速を尊ぶ」と言葉がありますが、「鉄は熱いうちに打て」とも言われ、要は、次のデートの約束は、初デートの最後の別れ際に間髪をいれず、「次はいつにしようか?」と切り出すのです。間違っても「次も誘っていいですか?」などと間の抜けた言葉は禁句ですよ。 早々と決め込んでしまうのは、相手に焦っていると取られるかもしれませんが、そんなこと気にしていたらダメで、それよりも何日か経った後で、デートを誘うほうがもっとおろかです。 楽しかった気分など、すぐに忘れてしまうものです。余韻の残っているうちにデートの約束をするほうが、よほど効果があります。 男でも女でも、最初のデートから一週間ぐらい開けて、次の約束をしようと思っても、すでに誰かと約束していることが考えられますし、1週間も開けてデートの催促してくるようでは、本気でないと思われても仕方ないでしょう。 タイミングが大事というのは、自分が本気であるということを意識させるタイミングが大切ということであり、そのためには、最初のデートの帰り際に、「今日はキミとデートができて楽しかったよ、次は○○日にまた会おうよ」と誘うことです。
出逢いから初デートにまで発展し、ふたりの息もピッタリ合っていて、いいムードだったのに、なぜか、次のデートを誘おうとしたら、「今は忙しいから」とか、「今度にしてくれない」など、そっけない返事がメールで返ってきたことはありませんか。 こんなときは、初デートのときの始めから終わりまでを鮮明に思い出して、別れ際や別れた後に、どういうフォローをしたのか、どういう気配りを彼女にしたのかを思い出すと分かるはずです。 おそらく、彼女も最高に盛り上がっていて、次のデートは間違いないと確信していたのに、「女性の心変わりはひどいものだなあ」と驚いたのではないでしょうか。でも、それは、男性に責任があるのです。 たとえば、何かのイベントを開催しようと思えば、企画立案して、日取りを決め、経費を捻出し、手伝う人数なども計算して、段取りよく、進めると思いますが、あなたも初デートのときは、このイベントのように、彼女を楽しませるために、どこへ行って、昼には何を食べ、そして、何をして遊ぶかなどを十分考えて決行したものと思われます。 そこまでは良かったのです。成功です。 ただし、イベントの場合には、終わった後、反省会と勉強会などをして、次のイベントに生かそうとするものですが、あなたの場合には、初デートが終わった直後や別れ際に、好きな彼女に対して何をしたでしょうか。 ★ 別れ際にはフォローが大切 打ち上げ花火はそのときだけ楽しかったら良いのですが、初デートの場合には、別れ際のフォローが大切なのです。 まずは、デートの帰り際に、「もう、こんな時間になってしまって残念だなあ。本当に今日は楽しかったよ、ありがとう」と名残惜しさをアピールすることが大切です。 次のステップは、次のデートの約束を取り付けることです。 「キミは、○○へ行ってみたいといっていたけど、次はいっしょにあそこまでドライブしようよ?」と言って、次の約束を取り付けるのです。 ★ 別れた直後にはお礼メール そして、初デートで別れた最後にはお礼メールを忘れずに。 「無事家に着いたかな、今日は久しぶりに楽しめて良かったよ、それじゃおやすみ」と感謝のメールを忘れないことです。 これだけのことがしっかりできていれば、「この人は私のことを本気で思っているんだわ」ということで、次のデートにつながるでしょうが、デートのときだけ気配りをしっかりして、その場だけ楽しんだとしても、そんな気持ちは2、3日もすれば忘れてしまうものです。 女性は男の最後までの気配りをよく見ているものです。
彼女をデートに誘う上手な方法は、彼女の好みそうなレストランに行ったり、あるいは有名なデートスポットを選部のではなく、自分の行きつけの店や馴染みのある場所を選ぶべきです。 人は、自分のよく知っている場所だと、リーダーシップを取って自由に大胆に振舞えますが、初めて行った場所では落ち着かず、緊張して、本来のあなたらしさを演出できないまま終わるケースもあるからです。 これがはっきりしているのが、プロ野球やサッカーの試合のホーム・アンド・アウェイ方式でしょう。自分のチームの本拠地(ホーム)では、使い慣れたグラウンドで、地元の熱心なファンの声援を浴びて試合をするので有利になります。 ところが、相手のチームの本拠地(アウェイ)では、それらがすべて逆である上に、敵地に乗り込んでいく肉体的疲労と心理的プレッシャーもあり、不利な条件が重なります。 事実、ほとんどのチームはホームグラウンド戦のほうが、アウェイ戦より勝率が高いです優秀な営業マンの条件のひとつは、なじみの店をたくさん知っていることだといいます。とはいっても自分で行くためではありません。顧客や得意先を連れて行って、商談や接待をするためです。 相手の好みに合わせて、庶民的な店から高級店まで選べるようにしておくのはもちろんですが、「行きつけの店」の効果は、自分がリーダーシップを取れるということです。 ★ 行きつけの店や馴染みの店なら主導権が取れる ですからデートの場所は、行きつけの店や馴染みのある店に誘えということです。 男性が女性をデートに誘って、どの店に行ったらいいかあれこれ考えるのも、自分をよく見せ、リードできる空間を求めているからです。 頼られる人間でありたいと願っているのです。 たとえば、馴染みのバーで、「彼女は特別な人なんだから、いつものあの高級なワインを出してくれないか」とでもマスターに言えば、それだけで彼女は、「この人はわざわざ私にこんな高級なワインを頼んでくれたんだわ」と思うだけでなく、それよりも、マスターに気軽に声をかけてリードしてくれる彼を頼もしく思えることです。 勘定が少々高くついても、そのデートで得られる効用に比べたら安いものでしょう。
ものごとには、何にでも「ホップ⇒ステップ⇒ジャンプ」というように順番があるように、初デートで好きな女性を誘うテクニックや方法としては、いきなりジャンプはやめておき、まずは、女性も安心できる昼間のデートなら誘いに乗りやすいでしょう。 この昼間デートの誘いは女性の好感度が意外に高いのです。 一般的に男性が女性を誘う場合、「今夜、飲みに行かない?」などとやり取りしているのではないでしょうか。 女性をデートに誘う際、このような誘い方がオーソドックスと思っている男性も多いのでしょうが、これの成功率はそうとう低いものです。 まず、女性が職場の飲み会などに出席しても、飲まない人のほうが圧倒的に多く、飲んだにしても、ビール一杯程度がせいぜいです。 それと、飲む時間帯は夜であるし、お互いに酒に酔ってしまうこともあり、最後は口説きに始まりホテルへと誘うのが常道ですが、あまりにも古典的なやり方で、男の下心が見え透いていますね。 女性としては、ある程度親しくなってからでないと、警戒しますし、そういう下心がなくても、女性から見ますと、そう感じられるので、真面目な男性は損をしているのです。 そのためには、女性も乗ってきやすいように、ケーキのお店に昼間に誘うのです。ケーキなら、嫌いな女性はいないでしょう。 「抹茶ケーキの美味しいシャレたお店がオープンしたんだけど、ひとりじゃ入りづらいから、良かったらいっしょに行ってくれない?」と誘えば、女性も昼の時間だし、デートという堅苦しい気持ちも薄らぐので、よい返事をくれるでしょう。
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