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女性も40代にもなると、結婚を焦る人が多く、「結婚したい」という意識が相当強くなってくるようです。 それでは、これまでに結婚のチャンスはなかったのかと言えば、そんなことはありません。 「今までは、それほど強い結婚願望がなかったので、あまり気にしていなかった。それが40代になると、この先おひとりさまになってしまうのかと思うと、急に老後の生活が不安になって、寂しくなってしまった」というような回答が多いようです。
しかし、彼女たちの考えには、少し納得できないものがあります。 なぜなら、「おひとりさまになったら寂しい」ということであれば、結婚にこだわる必要はないし、同棲でも年代はないはずです。さみしいなら、お友だちでもいいわけです。 彼女たちの本音は、おひとりさまで寂しいというよりも、将来の生活を保障してくれるような結婚という形態、あるいは生活の保証が必要だということです。 これは、結婚の本質を履き違えているようです。 確かに、昔は女性がひとりで生きていくことなど到底、無理な時代でした。男性に養ってもらい、子供を育てることが、女性に許された人生だったのですから、親や家同士が決めた、顔すら見たこともない相手のもとに嫁いで行ったのです。 ですが、今は、まったく違います。 まず、男性が、生涯、家族を養い続けられるかということに、不安を感じています。 そんな時代に、結婚に対し、まるで生活の保証契約を求めているかのような女性は、すぐにその意識を見抜かれ、引かれてしまうでしょう。
「婚活」というブームに流され、大切なことを忘れているのです。 結婚に必要なのは、まず、しっかりした恋愛をすることなのです。 お見合いパーティーでも、「結婚、結婚」とそればかりをゴールに見据えていると、どうしても条件で男性を見てしまいます。ですが、条件など、本当に好きになった相手なら、実はどうでもよくなってしまうことがほとんどです。
女性のなかには、自分のこだわった理想の条件に合致しないといううことで、本当にいい相性であっても、それで終わってしまうことがあります。 こんな話があります。 デートのときに、男性が軽自動車で迎えにきたということですが、その女性は「軽自動車なんて、何を考えているのかしら、冗談じゃないわ! 信じられない!」 彼女は軽自動車だということだけで、相手の男性との付き合いは終わってしまったということですが、相手がどんな車に乗っているかなど、深く好きになってしまえば、あっさりと許せることでしょう。 ★ 初デートで、いきなり焼き鳥に行った ★ 食事をしたら、割り勘だった ★ 着ている服がビミョーだった ★ 会話を盛り上げてくれようとしなかった これらもすべて、好きになる手前だから、許せないのです。 恋愛が始まってもいないのに、そんなことで男性を選別してしまっては、いったいどの時点で相手を好きになれるのでしょうか。 好きな人の車ならば、どんな車種でもドライブして楽しいし、何を食べても幸せなはずです。会話も自然と生まれるし、たとえ沈黙が続いても、そばにいるだけで幸せを感じられるものです。
相手と3回会ったら、そこで結婚するかどうかを決めなければいけないというお見合いサービスもあるようですが、個人的にはあまりオススメできません。 半年なり1年なり付き合いをして、まずは、相手のことを「好き」と思える感情をしっかりと育てることです。 結婚相手を探している男性だって、やはり恋愛がしたいのです。 無意識に、「結婚したいオーラ」を強く出してしまうことで、逆にうまくいかない女性は多いはずです。 お見合いパーティーでも、まずはステキな恋愛をすることから始めましょう。 少し結婚に遠回りのように感じるかもしれませんが、結果的には、結婚への近道ではないかと思います。 |
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