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手料理をめぐる男女のギャップはいろいろあります。 気合を入れて作った料理を、彼が残さず食べてくれましたが、どうにもリアクションがいまいちということもあるでしょう。 ここでは、料理のコメントや「自分のどこが好きか?」を答えられない男性の本質を検証してみましょう。
「・・・ねえどうだった、料理?」 「うん、美味しかったよ」 「どんなふうに」 「???(どんなふう? どんなふうって、いったいどう答えればいいんだ?)」 男性は頭のなかで一生懸命考えます。そして、 「えっと、フツーに・・・」
美食家は別として、多くの一般男性にとって、「美味しい」はあくまでも「美味しい」なのです。それ以上の表現能力を求めるなら、女性のほうから、男性に情報を与えるしかありません。 「今日の料理、どれが一番美味しかった?」 「このソース、もう少し甘いほうがいい?」 「実は生クリームを使っているの。だからこんなにまろやかなんだよ」 こういった情報を細かく伝えていくうちに、男性のほうも、 「今日は、お肉が特に美味しかったな」 「ソースの甘さが、ちょうどよかったね」 「このクリーミーさは、どうやって出しているの?」 といった答えができるようになるでしょう。 とはいえ、男性もこう頻繁にコメントを求められては、苦痛になってしまいます。 女性だって、そこまで毎回情報を与えるのは面倒でしょうし、そのうち「なんだか私、いったい何を言ってもらおうとして頑張っているのかしら?」なんてことになりかねません。 食事をたいらげ、笑顔で「美味しかった! また作ってね」と、そう言ってくれるのであれば、それで十分、女性として幸せなのではないでしょうか。
ちなみに、同じように男性を困らせる質問が、もうひとつあります。 それは、「私のどこが好き?」です。 女性の扱いに慣れている男性は、すぐに「こんなところが好き」と答えてくれるでしょう。そして別の王道パターンといえば、「うーん・・・全部」です。 これは料理の感想と同じく、具体的な答えが欲しいのであれば、 「私の顔は好き? それとも嫌い?」 「私の性格は好き? それとも嫌い?」 と聞くべきです。あくまで、かわいらしく聞くのがポイントです。 そうすれば、男性は「好き」または「嫌い」と答えてくれます。 もちろん、この答え自体、すでに女性が求めているものではありませんが、それが男性という生き物なのです。
女性は、どうしてもこういった言葉で、相手の愛情を測ろうとします。 こうしたコミュニケーションは、本来は自分が相手のことを愛しているということを伝えるための手段であり、その返答次第で一方的に怒ったり、さらに厳しく追及したりする行為は、男性をただ理不尽に追い込んでいるに過ぎません。 男性からすれば、「こんなことで勝手に怒るなんて、君こそ好きなのか嫌いなのか、どっちなんだ!」と言いたくなるでしょう。 男性は基本的に、年齢など関係なく、いくつになっても単純で、かわいい存在なのです。
何かを要求したり、怒ったりするのではなく、多少のことは「ふふふ。まあ、かわいいモンだな」くらいに思ってあげられる自分がいればいいのです。そのほうが、女性にとっても結果的に幸せなのですから。 まずは、男性と女性の感受性はそれぞれ違うのだということを、あなたが受け入れることです。そしてもし、あなたが相手の一枚上をストレスなくいけるのであれば、自分が女優になったつもりで接してみればよいのです。 「私ね、いつもあなたが手料理を褒めてくれるから、明日も褒めてもらえるよう、頑張るからね!」 こう言われれば、たとえ無口な男性だって「明日も早く帰って、君の手料理をいただこうかな」と思うでしょう。 具体的な美味しさについての指摘はありませんが、これであなたの心は、たっぷりの愛情と満足感で、満たされているはずです。 |
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