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不幸な恋を繰り返さないために


いくら愛し合ったカップルでも、お互いの距離感を間違えると、傷つくことがあり、最悪の場合は破局になったり、別れたりする原因にもなります。今後、不幸な恋を繰り返さないためにも、適度な距離感を知っておきましょう。

相手が好きになりすぎるあまり、距離感を間違えてしまうのは、よくあることです。とくに経験の浅い、若い頃の恋愛は、夢中になって相手との間の適正な距離が見えなくなります。うっかりぶつかってしまうと、そこから思わぬ破局が訪れることもあります。

ここでは、不幸な恋陥らないための心理学について、紹介しましょう。



不幸な恋愛から抜け出すために


寂しさから恋人を怒ってしまう


彼や彼女をケンカして怒ってしまうのは、寂しさの裏返しで、愛しているからこそ、わかって欲しいと思っているのです。

愛し合っているカップルで、彼も彼女も「私たちは誰よりもお互いを理解している」と、確信していても、ちょっとした些細なことがきっかけで口論となり、別れてしまうという例もあります。

口論のきっかけは、彼の仕事のグチでした。「会社のやり方が自分には合わない」とこぼす彼を、彼女は励ますつもりで、「しっかりしてよ。あなたが頑張らなくちゃ結婚だってできないのよ」と叱咤したのです。

それを聞いた彼は「俺はキミのために仕事をしているわけではない」と激しく怒りました。その後、二人の間には気まずい溝ができ、ほどなくして分かれてしまったようです。

心理学者のアドラーは、身近な人に怒りが湧くのは、「自分は正しいのに、相手が受け入れてくれない」と感じるからだ、と言っています。

わかってほしい人がわかってくれない、手を差し伸べてくれないというのは、「愛してほしいのに、愛してくれない」という悲しみに通じます。それが怒りという形で噴出するのです。

はたから見れば彼の態度は「あれほど仲が良かったのに、そんなことで」と腑に落ちないかもしれません。ですが、彼は、彼女という一番の理解者に、自分を否定されたような気持ちになったのでしょう。そして、その寂しさが決定的な怒りとなってしまったのです。


尽くす愛は本当に優しさなのか


本当に優しさがあるかどうかを見極めるには、「尽くす愛」について考えるといいでしょう。


相手に尽くすタイプの人というのは、男、女にかかわらずいるものです。
「彼は子どもみたいにだらしないの。洗濯もマンションの掃除も、全部休みの日に私がやってあげてるのよ」という彼女や、「彼女がわがままでさ、電話一本でどこでも迎えに行くアッシー君をやらされているよ」という彼もいるでしょう。

やれやれ、という顔をしながらも、まんざらでもない様子です。このタイプの人は、実は相手に尽くすことが嬉しくて仕方ないのです。

こうした人には、二通りがあります。好きな人に尽くすのが純粋の楽しいという人もいますが、相手との関係を非常に打算的に考えている人も射ます。こういう人は、自分が手をかけただけ、相手も自分を愛してくれるものだ、と考えています。これを心理学では、社会交換理論と呼んでいます。

どちらのタイプかを見抜くには、恋人以外の人への対応を観察するとわかります。全社の場合、恋人だけでなく、自分の家族や親しい友人にも、優しく親切に接します。「あの人は親切だよね」という評判を聞いたりもします。

ですが、後者の場合、かなり意図的に、恋人だけに優しい態度を取ります。

満員電車の中で彼女をかばうあまりに、他人の足を踏んでもそしらぬか男の男性や、恋人候補にはならない男性に対しては、極端に冷淡になる女性などは、打算的に尽くす人の可能性が高いといえるでしょう。

彼女がおねだりする理由は


彼女がおねだりするのは可愛いところもありますが、おねだりの理由によっては、危険な依存症が潜んでいることがありますので要注意です。


「この服が欲しい」「あのバッグを買って」などと、軽い調子でおねだりをする女性がいます。男としては、好きな彼女のそんなワガママをかわいいと感じ、望みを叶えてあげたくなるものです。また、プレゼントして望みを叶えてあげることで、「この女は自分のものだ」と、独占欲も満たされるのです。

ですが、おねだりが過ぎる女性には、用心したほうがいいかもしれません。散財させられるからだけでなく、彼女に依存症の危険性があるからです。

買い物依存症は、買い物をするという行為がしたくてたまらない、アディクション(嗜癖)の一つです。プロセス嗜癖といい、買った商品そのものではなく、買う過程がやめられなくなってしまいます。

同じようなプロセス嗜癖にはパチンコ、競馬などのギャンブルや、仕事に熱中しすぎるワーカホリックなどがあります。ネットゲームやネットサーフィンに夢中になってのめり込むのも、これに当たる場合があります。

こうした依存症の特徴は、本人が「実はやめたがっているのにやめられない」ということです。心の中は、空虚で虚しいのです。そこで、定期的に刺激を求め、充足感を得ようとします。ですが、その充足感は本物ではないため、心の空洞を生めることができず、繰り返します。

「深い愛」と「憎しみ」は紙一重


深く愛し合っている恋人同士が、突然激しい怒りをぶつけ合ったり、憎しみ合ったりして悲しい結末を迎えることがよくあります。「なぜ」と思う人もいるでしょうが、強く愛し合い、惹かれ合っていたからこそ、ぶつかったときの衝撃も強くなり、激しい憎しみに変わるのです。


「嫌いになったわけじゃないけど、なんとなく冷たい」「いつの間にか自然消滅した」という恋愛もたくさんあります。これは、つき合っている頃からさほど気持ちの高揚はなかった恋愛の場合のようです。

「好き」という気持ちはだんだんと薄れていくと、「嫌い」ではなく「無関心」へと変化をたどります。なんとなく疎遠になる二人というのは、こうした感情の経過をたどっています。

それに比べ、深く激しい恋愛は感情が薄まっていくことはなかなかありません。ですが、その強い感情がそのまま、正反対の感情に入れ替わることがあるのです。すると深い愛情はまた、憎しみも深くなります。このような、相反する二つの感情が突然入れ替わることを、心理学では、アンビバレンスと呼んでいます。

恋人がストーカーに豹変するのは


恋愛感情は、憎しみや嫉妬以外にも、危険な形に姿を変えることがあります。一人のターゲットにつきまとい、その生活を平気で蹂躙するストーカーは、その一つでしょう。


ストーカーには、有名人や憧れの人など、関わりの薄い人に対して行われるものと、恋愛や婚姻の関係などがあり、それが終わったときに、相手に対して行うものがあります。

前者は、「自分がこんなに好きなんだから、相手もきっと自分を好きなはず」という妄想性認知が引き金になります。
妄想性認知とは、一つの事実に対して間違った思い込みをしてしまうことです。これには、妄想や自己偏愛などの人格障害が含まれていることもしばしばあります。

後者の場合は、これまであった二人の関係が壊れたことを、受け入れられない人が引き起こします。関係の継続に異常なまでに執着し、それを打ち切ろうとする相手に対して、恨みを抱き、怒りをぶつけるのです。

この場合、ストーカーされる側としても、一度は親密な関係を結んだ相手だけに、なかなか強硬な姿勢がてれません。なるべく穏便に、当事者間の話し合いで片付けようとしているうちに相手が逆上し、刃傷沙汰になるなどの深刻な事態を引き起こしたりします。

ストーカーの被害は、顔見知りかどうかで判断せず、警察や専門機関に相談するのが最善です。

「彼には私がついていないと・・」は不幸の元


「両思いのカップル」というと、幸せだというイメージが先に立ちますが、すべてがそうとはかぎりません。「この二人は別れたほうが幸せだ」というカップルも少なからずいます。


たとえば、アルコール依存症の男性とそれを支える恋人や妻などがそうです。アルコール依存症の患者の面倒をかいがいしく見ているパートナーは、一見愛情深く、素晴らしい人のように見えますが、実は患者の自立を妨げ、飲酒にのめり込む環境を作る根源となっています。

「この人は私がいなければなにもできない」と言い訳しながら、お酒を取り上げることはしません。患者に尽くすことで自分自身の存在意義を確認するため、その対象を失いたくなるからです。つまり、「愛する人を支える自分」という役割を演ずるために患者を利用し、ダメにしているのです。

このような、自分が存在するために、誰かに依存する関係を共依存といいます。共依存に陥る人は、自己評価が著しく低く、自分に自信がないため、苦しい思いをしながら誰かに奉仕することで自尊心を支えています。

本当は自分のものであるはずの人生を、相手に捧げ、互いを破滅に導いています。ほかにもワーカホリックの夫を支える妻や、ニートや引きこもりの子の面倒を見る親などは、共依存の場合があります。

共依存はいくら親密でも幸福な関係とはいえません。不幸を呼ぶ心の病でしかないのです。 ストーカーの被害は、顔見知りかどうかで判断せず、警察や専門機関に相談するのが最善です。

恋人に暴力を振るう男とは


妻や恋人など、愛する女性に対して暴力を振るう男性は少なくありません。以前は配偶者だけで問題となっていたドメスティック・バイオレンス(DV)も、最近は恋人間DVと呼ばれる暴力が深刻化しています。

「お酒に酔うと彼が殴る」「セックスのときに、暴力を振るう」などの理由で、恋人と別れたくても、報復が怖くて離れられない女性もいます。

こうした男性は、パートナーの女性を嫌ったり憎んだりしているわけではありません。むしろ、愛情や執着を強く感じていることが多いのです。ですか、その気持ちを、優しさや敬意で表さず、暴力という行為に托します。

この心情の背景には、幼い頃の母親との関係がかかわっています。人は幼い頃に、終始の人々とのやりとりから、他者にたいする愛情表現や信頼を育みます。とくに母親の無条件の愛情に包まれ、十分に甘えることで、他人を愛することを学んでいくのです。

ですが、この時期にたっぷりの愛情と甘えを体験できなかった男性は、成人後、普通に誰かを愛したり、信頼関係を築くことができません。

とくにパートナーとなった女性には、愛情を注いでくれなかった母親への憎しみを転移させることがあります。そして「ちょっと気に入らない」「意見が違う」程度の些細なきっかけで、身代わりのように攻撃を繰り返してしまうのです。

いつも「ダメ男」を選んでしまうのは?


女性の中には、いつもダメ男やひどい男と付き合っている人がいるはずです。どういうタイプの男かというと、酒癖が悪いとか、ギャンブル狂であるとか、借金癖があるような男です。

そういうダメ男を選んでしまう女性は、やっとの思いで別れることができたとしても、また同じようなダメ男を選んでいるもので、周囲から見ると不思議でならないものです。


ですが、そういう女性はひどい目にあわされることに快感を感じており、「手間のかかる子ほどかわいい」という心理です。
これは「自分がこれほど手間をかけたのだからかわいいのだ」という自分への納得条件となっているのです。

また、自分の感情や意思である自我が関与すればするほど、相手への愛着が高まることもわかっています。つまり、苦労すればするほど愛着が湧いてしまうということです。

「ダメ男」と別れて少したつと、ひどい目にあわされたことなどどこかへ忘れ、快感や愛着ばかりを思い出します。そして、その快感を再び得ようとして、また同じような男を選ぶという過ちを繰り返してしまうのです。

それは本当の幸せではないということを、いつもダメ男を好きになってしまう女性は、気がつくべきです。


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