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ここでは、男性脳と女性脳から繰り広げられる不思議な疑問「なぜ・・・?」を紹介しましょう。
女性の中には、彼がエッチな雑誌を見たり、AVを見るのを許せないという人もいるでしょう。「自分という彼女がいるのにどうして、なぜ?」と複雑な気持ちになったり、不思議に思ったりするはずです。 ですが、男がエッチなものに反応するのは、子孫を残そうとするシンプルな本能から来る行動です。 ★ 男性脳は視覚、女性脳は触覚に感じやすい 実はこれも男性脳と女性脳のメカニズムが生み出す違いのひとつです。 男が性的興奮を感じる要素は視覚と聴覚で、特に前者が大きな割合を占めています。だから男はひとりエッチの時も、いわゆる「おかず」として視覚からくる刺激を求めてしまいます。 AVには聴覚の要素もあるため、男性にとって大好物のおかずになるというわけです。 一方の女性は、触覚からくる刺激に性的興奮を感じやすいのです。 女性がエッチの時に目をつぶるのは、視覚をシャットアウトして触覚に集中するためです。 それぞれ脳のメカニズムを理解していればなんてことのないことでも、知らなければ不思議に思ってしまうものです。 逆に相手の性的興奮の特徴を理解していれば、ふたりのラブラブ度をさらにアップさせることもできるでしょう。 ★ 男はエッチな視覚刺激で特に興奮する AVやエッチ本を見ると・・・・ @ 視床に視覚情報が入って大脳に伝達される A 視床下部の性欲をになう部分が活性化 B ドーパミンが分泌されて報酬系が活性化する C 性的に興奮する という仕組みです。
女性は、「なぜ、男はいくつになってもオモチャが好きなのか?」と疑問に思う人もいるでしょうが、男は、子どもであろうと、大人であろうが、おもちゃが本当に大好きなのです。 おもちゃという言い方を変えるなら、「モーターやギアが入っていて部品が動くようなもの」が好きなのです。 ★ おもちゃ好きは、男性の脳が持つ空間能力と関係があるようです。 たとえば、車をバックで車庫入れしている時や、機械を操作する時など、脳のある部分が活発に働くのです。 その部分は、速度や角度、距離の把握をする時に使われる脳の領域で、狩猟時代に男たちが特に発達させた部分です。 女性が同じように車庫入れをしたとしても、この脳の部分はほとんど活発にならないことがわかっています。 男をおもちゃ好きにしているのは、この空間能力をつかさどる脳の領域です。 たとえば、テレビゲームはモニターの中の空間的な世界でキャラクターを動かすようなものが多いし、コンピューターやロボットは内部構造を覗いて、パーツの配置や動きを確認したくなるのです。 プラモデルやDIYの組み立て家具の構造の秘密にも男は強く引かれてしまいます。 大人なのにおもちゃを買ってしまうのは、脳の働きが男たちを駆り立てるからなのです。
男性なら誰しも、女性の買い物に付き合わされてイライラした経験があるでしょう。もし、ないとしたら、それはとても女性に優しいか、穏やかな性格をしているのでしょう。 女性の買いものは時間がかかるし、買う予定もないのにブラブラ見て歩くのが好きなため、なかなか進みません。 もちろん、男だってショッピングの好きな人はたくさんいますが、それはあくまでも自分のペースで買い物ができるときの話です。ほとんどの男たちが女性の買い物の仕方を「なぜ?」と思っているのです。 ★ この男女の買い物に対する行動の違いも、実は男と女の脳の違いの構造からくるものです。 男と女は数百万年もの間、違う生活習慣を続けてきました。 狩猟中心の生活をしてきた男たちの場合、脳内に刻まれた習性により、買い物もムダなく遂行しようとします。 デパートなどに入る前から購入品目を頭の中に叩き込み、目的の売り場を目指してほとんど寄り道もせず突き進みます。そしてその動きは、まるで獲物を狙うハンターといっていいでしょう。 一方の女性たちも、数百万年続けてきたやり方を押し通すのです。 遠いご先祖たちがやってきたように、「あっちにおいしい果物が実っているわよ」というウワサを聞けば、連れ立ってそっちへ出向くのです。 あっちへ行ったりこっちへ来たりを繰り返し、自分にとって良さそうなものがあれば味見をしてみたり手触りを確かめたりするのです。 なにも購入しなくても買い物を楽しめるという充実感があるから、それはそれで満足なのです。 女のこうした買い物の仕方は、男には非常に理解しにくいし、一方の女たちも、なぜ男がイライラしているのか不思議に感じることもあるでしょう。 もしかしたら、カップルは、買い物を別々にしたほうがつき合いは長く続く秘訣かもしれませんよ。
小さな男の子に積み木を渡して「これで家を作ってみて」というと、面白いことにほとんどの子が競い合ってはほかの子よりも高い家を作ろうとします。 ★ 男性脳は戦い好きにできている これは男の脳が女の脳より闘争心が強く戦い好きなようにできているからです。 これは、繁殖のメカニズムにより生まれながらにほかの雄と競い合う性質を持っていることからくる行動です。このようなことは人間に限らず、サルにも見られます。サルは群れで行動する動物で、そこにいる雄たちにはとても厳しい序列があります。 食べ物、寝る場所、雌といった重要なものは、上位の雄に優先権があるのです。 もちろん、この序列は当事者同士の戦いによって作り上げられます。 にらみ合いでも勝負がつかなかったら、激しい一騎打ちをして上下関係を決めることになります。 ★ 女性脳は平和を好むようにできている それでは、話を戻して、積み木を女の子に渡したらどうなるのでしょうか? これまた面白いことに、ほとんどの女の子が横方向に広い家を作り、その中に誰がいるのかを想像する遊びを始めるようです。 男の子に比べ、常に平和的です。 女性の脳は競い合ったり戦うよりも、集団を意識する傾向があるため、こうした差が生まれるのです。 大人の女性が普段何気なくしている話の内容を振り返って見ますと、この特性はよくわかります。 恋人のことや職場の人間関係のことなど、話題は身の回りの人にまつわることが多いのではないでしょうか。 これは女性が過去数百万年にわたり、集団を重視し支え合ってきたことから養われた特性です。 競い合う男性と協力し合う女性。 それぞれの特性がプラスに働いてきたからこそ、人類は繁栄できたといえるでしょう。
テレビなどで「ケーキ食べ放題」のお店の紹介をしている時、店内にいるお客さんはほとんどが女性ですね。 最近では、スイーツ楽しむ男性客の姿も増えてはきましたが、それでも大半のテーブルは女性グループに占拠されているのが実情です。 昔から男性よりも女性のほうが甘いものが好きだといわれるけれど、それはどうやら本当の話のようです。 アメリカのエール大学付属病院では、42人の健康な乳児を対象に、甘いミルクと普通のミルクのどちらを好むかという実験を行ったそうです。 栄養価は同じで甘さの違う2種類のミルクを作り、それを同じ時間に日替わりで交互に与え、飲んだ量の統計を取ったのです。 その結果、女の赤ちゃんは普通のミルクに比べて24パーセントも甘いミルクを多く飲んだということです。 男の赤ちゃんがたったの6パーセントしか甘いミルクを多く飲まなかったことを考えると、女性のほうが男性よりも甘いものを好むというのは、生まれつきの性質といえそうです。 だからといって、スイーツの食べ過ぎにはご注意を。 体重が増えて「生まれつき甘党なんだから仕方ないでしょ」なんて言っても言い訳にしかなりませんよ。
デートで、絶叫マシーンに乗ったり、お化け屋敷に入ったりすると、悲鳴を上げるのはたいてい女性のほうです。 また、毛虫やゴキブリなどを見たとき、パニックになりやすいのも女性です。 男が怖いという感情を持たないわけではないけれど、やっぱり男と女を比較すれば女のほうが怖がりなのは間違いないでしょう。 恐怖症、不安神経症、パニック障害なども男性より女性のほうがなりやすいといわれています。 人間は不安や恐怖を感じると、脳内の「扁桃体」という情動をつかさどる細胞が活発に働きます。その結果、脳内にノルアドレナリンという神経伝達物質が分泌され、自律神経に影響を与え、心拍が上昇したり、発汗を促したりします。 ノルアドレナリンは闘争、もしくは逃避反応を生じさせるのが特徴です。 恐怖を感じたとき、それを恐れでとらえれば逃避反応となりますが、怒りでとらえれば闘争の働きをすることになります。 科学的な裏づけはまだはっきりしていないようですが、このような闘争系の作用は男性に優位に働いていると推測されています。 また、女性の脳は男性に比べて左右の脳をつないでいる脳梁が太く、要するに右脳と左脳の情報交換がスムーズにできます。 一方の男性の脳は右脳と左脳の大きさに違いがあるため、機能の専門化が進んでいます。 ある恐怖体験をしたとき、左右の脳があまり分業化されていない女性のほうが、脳梁の太さも手伝って脳全体に影響が出るのです。 近年の研究では、そのせいで同じ恐怖体験でも女性のほうがより強く恐怖を感じると考えられています。 実はこれ、人間に限らずチンパンジーなどの霊長類における研究でも同様に雌のほうが恐怖を感じやすく、臆病だという結果が報告されています。 女性といるときにゴキブリなどが現れたら、やっぱり男が対応しないといけないようです。
彼女や奥さんがイライラしている時、「今日はアレかな?」と思ったことのある男性は多いのではないでしようか。 生理の前のイライラというのは、女性にしかわからない苦労のひとつのようですね。 生理前のイライラの原因は、女性ホルモンの分泌が急変してホルモンバランスが乱れると考えられています。 成長した女性の子宮内にプロゲステロンと呼ばれる物質が分泌されます。 これは子宮内を柔らかくして受精卵がくっつきやすくするために分泌されるものです。 しかし、妊娠が成立しなかった場合、不要となった子宮内膜は剥がれ落ちて排出されます。 これが生理のメカニズムで、周期は通常28日前後となっています。 女性ホルモンの分泌を指示するのは、自律神経をつかさどる視床下部です。 ここはとても繊細な場所で、日常のちょっとしたことにも影響を受けやすく、生理前には情緒不安定になりやすいのです。 イライラのほか、理由もなく泣いたりする女性もいますが、これらは生理が終わってプロゲステロンの分泌が止まると治まります。 子孫を残すための苦労ですから、男性は生理前の女性には特に優しくしてあげましょう。
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