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パーソナルスペースを縮め心理的距離を近づけよう


心理学でパーソナルスペースという言葉がありますが、これは一人ひとりが持っている、他人の侵入を拒むエリアのことをこう呼んでいます。

たとえば、狭苦しい満員電車に長時間乗っているのはとても苦痛を感じますが、これは自分のパーソナルスペースに見知らぬ他人が入り込んできたため、ストレスを感じているからです。

つまり、誰でも好意を持っている人には近づきたいし、嫌いな相手や敵対意識のある相手からは遠ざかりたくなります。そして、男女の関係では、45 cm以内まで近づいてお互いに話ができるようなら、相手は自分に対して好意を持っているか良い印象と好意を持っているといわれています。


あいまいな関係を一歩進展させたい


恋人になりたいのならパーソナルスペースへ侵入しよう


パーソナルスペースは、一種の身を守る距離ではありますが、考え方によっては、心を許す距離でもあるのです。

とくに、
嫌悪感ではなく好意を持っている異性であれば、自分のパーソナルスペースへ侵入されるのは大歓迎のはずです。ですから、「友達以上恋人未満」のような、あいまいな関係を一歩進めたいときなどに、思い切って縮めてみると効果があります。

モテている男女をよく観察していると、笑顔を振りまきながら、相手の至近距離までさり気なく近づき目を見ながら会話していることはないですか。

このように、相手と仲良くなるためには、至近距離に近づくことが大切で、これさえできれば、あとはしゃべりながらボディタッチをし、和やかに打ち解けた雰囲気をつくっていけばいいのです。ボディタッチも相手と親密になりたいテクニックですが、そのためにも、至近距離に近づくことが第一歩です。

至近距離への効果はそれだけではありません。
いつも50センチ以上離れて会話していたのが、なにかのきっかけで、密接距離まで近づいたとき、お互いにときめきを感じてドキドキするはずです。このドキドキ感は恋を予感させる効果があるのです。

恋人にするためには、遠くで指をくわえていただけでは、進展しません。まず相手に関心を持ってもらうためには、何が何でも、相手のパーソナルスペースに侵入することです。

そこから、コミュニケーションが生まれて、片思いから両思いになる糸口が開けてきます。婚活パーティや合コン、飲み会でも、 遠くからよそよそしく敬語で話されるよりも、ほんのちょっと身を寄せフレンドリーにタメ口にでもするだけで印象は大分変わるでしょう。

持ち物を触らせることで、好意を持たせる恋愛テクニック


「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と言われるように、相手が嫌いだと思えば、その人の持っているものまで嫌いになるものです。現実に、嫌いな人にボディタッチはして欲しくないし、自分の持ち物だって触ってほしくないのが本音でしょう。

このように、
パーソナルスペースは、自分と相手との距離感だけでなく、自分の所有物にも及んでおり、好きな人なら自分の持ち物を触っても何とも思わないし、逆に貸してあげたいと思ったりしますが、嫌いな人だったら、触ることさえ拒否したくなるものです。

要するに、自分の所有物は自分自身であり、自分の分身なのです。
たとえば、相手が腕にしている時計を触るということは、相手をボディタッチするのと同じ効果があります。ですから、少し二人の会話が弾んできたら、相手が持っているバッグを褒めるなどして、触ってみるのもいいかもしれません。

これを恋愛テクニックに使うこともできます。つまり、身につけているアクセサリーなどを
好きな相手に触らせるというテクニックを駆使することで、自分の体に触ってきたのと同じ効果を発揮することができます。

人は、触ることで「自分のものにしたい」という欲求が生まれもので、この心理を応用し、自分の持ち物にそれとなく触れてもらうことで、相手をその気にさせることができるのです。

このテクニックを上手く活用していくことができれば、ぐっと相手との距離を縮めることができるかもしれません。うまくいかなかったとしても、自分の体に触られたわけではないので、精神的なショックは少ないでしょう。


45センチ以内は恋人の距離


動物と同様、人間も無意識のうちに「なわばり=パーソナル・スペース」を持っています。それを確かめるためにバス停のベンチで行われた実験があります。

全長3.6メートルのベンチの端から30センチのところにA氏が座っている場合、次にやってきた人はどこに座るかという実験です。
その結果は、75パーセントの人が2メートル以上離れて座り、A氏との間に鞄などの障害物を置きました。しかも、3人目の人がやって来ても、ほとんどの人は十分なスペースがありながら座ろうとしませんでした。

いかにエアコンが効いていようと満員電車の中で不快感を感じるのは、「なわばり」の中に見ず知らずの他人が入り込んでくるからです。

アメリカの文化人類学者エドワード・ホールは、人が無意識のうちに持っている「なわばり」を8つのゾーンにわけ、その中のひとつに、45センチ以内のゾーンというのがあります。

これは、手を使って相手の体に触れることができる距離で、恋人や家族以外がこれより内側に入るとストレスを感じる距離だそうです。

ですから、45センチ以内の距離に近づくことができれば、恋人の距離ということになりますので、あなたが彼にどの程度近づくことができるかで、彼との親密度が測れることになります。

もし、「私は彼にどう思われているのかしら?」と彼の真意をつかみきれないときは、彼に近づいてみましょう。彼が45センチ以内にすんなり受け入れてくれたら、あなたは彼にとって恋人です。

45〜75センチなら多少脈あり。75センチ以内に近づくことを拒まれたら、残念ながら、あなたの恋の先行きは不透明かもしれません。

好きな人との距離を縮めたいときは、斜め後ろから近づく


パーソナル・スペースは楕円形になっていますので、手薄なのは斜め後ろですので、彼にアタックして距離を縮めたいのなら、そこからが基本ということになります。


彼との距離が45センチ以内なら恋人同士という結果が出ていますが、なかなかそこまで近寄るのは難しいと思っている女性も多いことでしょう。

基本的に男性が女性に近づくよりも、女性が男性に近づくほうが近づきにくくなっています。つまり、パーソナル・スペースは女性より広いのです。
そんなときには、男性が持っているパーソナル・スペースがきれいな円形ではなく、楕円形だということを利用して彼に近づいてみるのもいい方法です。

男性が持っているパーソナル・スペースは、正面が最も広く150センチ、左右は100センチ、後ろは80センチ前後です。
つまり、真正面から近づくよりも、左右もしくは斜め後ろから近づくと、相手に不快感や警戒感を与えにくいということです。

「カウンター席や映画館、プラネタリウムの席が親密度を深めるためには最適の席」といっているのも、横からなら彼に無理なく近づくことができるからです。とくにん運ター席なら、肩や肘が触れ合うくらいまで近づいても不自然ではありません。
このようにして彼のパーソナル・スペースに入り込むことができれば、確実に親しさは深まります。


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