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★ 「結婚したい」の意味 よく女性が、「彼は付き合いはじめ、私と結婚したいと言っていたのに変わってしまった」とか、「結婚したいと言っていた彼から、その後そのような話が出ない」と口にします。 基本的に、男性が結婚したいと言っているとき、真剣に結婚を考えていることなどほとんどないと思っていいでしょう。 たとえば、それはあなたと付き合うため、体の関係を持つための口実だったり、好きだという強い気持ちを表現しているにすぎません。 結婚に関する具体的な約束や「僕はこの女性と結婚したいと思っています」という意思を、あなたの両親、そして彼の両親に伝えてはじめて、結婚の意思があるといっていいでしょう。 ★ 結婚を考えるきっかけはプレッシャー さて、多くの場合、結婚に関して真剣に考えるきっかけになるのは、プレッシャーであります。プレッシャーには2種類あります。 @ 「結婚しなくてはならない」という義務感 A 「結婚しないと相手が去っていく」「結婚しないと一生ひとりぼっち」という不安感 @のプレッシャーは、直接的には、あなたやあなたの両親が与えるでしょう。 彼の両親も与えるかもしれません。間接的には、あなたの年齢や彼の兄弟がみんな結婚するなどの環境により、自然にかかってくるかもしれません。 突然強いプレッシャーがかかることもあるでしょう。たとえば、あなたが妊娠したとき、彼はその責任をとらなくてはならないと感じるでしょう。どちらかの両親が重い病気にかかっており、もう命が長くない場合、それも結婚のプレッシャーになります。 このようなプレッシャーがかかったとき、彼は結婚したときのデメリットを考えがちです。何かをしなければならない状態に陥ると、人はそれをして何が損なのかを考えるようにできているからです。 あなたとの結婚に関わるプレッシャーなら、あなたとの結婚におけるデメリットを考え、結婚そのものにプレッシャーがかかると、結婚そのもののデメリットを考える。この手のプレッシャーは彼があなたと別れる方向に傾きがちです。 Aのプレッシャーは、たとえば、彼やあなたの転勤により離れ離れになるとき、あるいは、あなたにほかに好きな人ができたとき、あなたが彼に興味がなくなったときに生まれるでしょう。また彼が誰かと大恋愛をし、大失恋をして全てを失ったとしたら、彼は一生ひとりぼっちだという不安に襲われるかもしれません。 Aのプレッシャーは、彼の結婚したいという気持ちを手伝います。これも次の「結婚するかどうかを決めるもの」との関わり合いで、最終的に結婚するかどうかの判断に繋がります。 ここで言えることは、@のプレッシャーは結婚を決意するのに不利に働き、Aのプレッシャーは彼が結婚を決意するのに有利に働くということです。
あなたとの結婚を考えるとき、その後押しとなる材料と足を引っ張る材料があります。 @ いずれ誰かと結婚するという予想 男性の場合、いずれ誰かと結婚すると予想するのは、周りの影響が強い。たとえば、職場の同僚がみんな結婚していれば、彼は自然と結婚したくなるでしょう。 業界によっては40代でも多くが独身で、それを楽しんでいたりします。その場合、その影響を受け、なかなか結婚を考えないことがあります。 また職業によっては、何歳になってもポジションが不安定で、数年先自分がどうなっているのかわからないこともあります。その場合も彼はなかなか結婚を考えられません。 自分の夢が叶えられないこと、あるいは自分のアイデンティティが確立しておらず、結婚であなたに縛られること、あなたの人生の責任を負うことによってアイデンティティの確立が難しくなると考えることによるかもしれません。 A 相手が魅力的である 女性の見た目の魅力、居心地のよさは、彼が結婚を決意する後押しをするでしょう。自分にとって、その女性がどれだけの価値があるのか男性は見積もっています。この女性以上の女性と知り合えるだろうか? 付き合えるだろうか? と考える男性は多いはずです。 B 自分が魅力的でない 自分の魅力に限界を感じたとき、結婚への意思を加速させます。 自分がモテなくなってきた。女性と会話が合わなくなってきたなどの限界を感じると、今、目の前にいる女性と結婚してもいいのかなと思いはじめます。 Aの「相手が魅力的である」とBの「自分が魅力的でない」の相互関係がつくる市場原理と、@の「いずれ誰かと結婚するという予想」の思いがどのくらいあるのかが、彼の「結婚するかどうかの決意」をどちらかに傾けてしまうものです。 彼が複数の女性と友達だったり、親しかったりした場合、それらの女性とあなたを比較する。そしてそれらの女性が、あなたより魅力がなかったり、その女性が手に入らないと確信することで、あなたに対する執着が強くなるのはよくあることです。彼のテンションが急に上がったのは、誰かにアプローチして振られたからということもよくあります。 これを考えると、結婚を妨げる材料となるのは、「いずれ誰かと結婚する」という環境にいないこと、相手に魅力が感じないこと、自分がモテてしまっていることでしょう。 付き合っているとき女性から頻繁に連絡をしたり、女性が尽くしすぎると、男性は、その女性に対して性的な魅力を感じなくなり、その女性と結婚するという気持ちが萎えてしまいます。 また、男性は自分にダメ出しや要求をする女性に対し、結婚後の退屈でつまらない毎日を想像して、うんざりします。とくに同棲していれば、結婚したいというテンションが下がりやすいので、同棲は考えものです。 それに加え、両親は結婚の妨げになることが多い。両親は子供のために、相手がちゃんとした人かを見極めようとします。また親によっては親自身のこと、家のこと、家系のことを考えます。 そこでいろいろなダメ出しをしたり、要求をしたりするのです。これにより二人の関係が崩れるのはよくあることです。自分の両親から彼を守り、彼は彼の両親からあなたを守るようにしないと、二人は追い詰められ、別れてしまう可能性があります。
彼はやがて結婚しようと決意します。しかし、決意してから実際に結婚するまでの道程が長い。たとえば、プロポーズ、両親への挨拶、両親同士の要求の出し合い、結婚式の準備など。 この何度ものやり取りの間に大量にお金を使い、いろいろなダメ出しをされ、同時に詰め将棋のように結婚する方向に追いやられる。多くの男性は、その中で結婚で失うものを認め、あきらめ、同時に結婚への意思を固めていきます。 一方、一部の男性はあきらめきれず、追い詰められ、ついには逃げ出してしまいます。この道程を、二人で頑張れるか頑張れないかが、重要な鍵となるでしょう。 この何度もの確認で彼が逃げ出したくなったのなら、追い詰めてはいけません。 あなたは彼を理解し、時間をかけて上手に彼を納得させるしかありません。納得しないのであれば、全てを白紙に戻すことになります。それは縁がなかったのです。 結婚というのは、就職活動に似ていて、自分の適性を知り、相手と本当にマッチしているかを見積もり、面接試験を受け、お互いの合意が得られれば入社する。 入社する前は魅力的に見えた会社も、入社してみれば、こんなはずじゃなかったと思ったりすることもあるでしょう。そのために知っておくべきことがあります。 @ 男性の見る目を養う 多くの男性と付き合えとは言いませんが、結婚相手を見誤らないために、いくつかの男性経験は役立つはずです。ただ恋愛で痛い目にあい続けた女性が、ただただ男性を恐れたり、男性を歪んだ目で見ることがあり、これは結婚にはマイナスになります。 したがって、いい恋愛指南書を参考に正確に男性を見る目を養うことが大切です。そうすることで、あなたにとって素晴らしいパートナーを得る視点が生まれるはずです。 A 自分を見る目を養う あなたの魅力は年を経るごとに落ちています。男性を見る目が厳しくなり、自分の魅力が落ちていけば、あなたが結婚できる可能性は減ってしまいます。 男性にとって自分のどこが魅力的か、自分のどのような言動が男性に敬遠されるかを知ることは重要です。自分を知れば、自分をどのように磨くかが分かります。 よく女性が自分を磨くといっているとき、資格をとったり、語学を覚えたり、海外に行って見聞を広めたり、習い事をしたりするのを見かけます。 しかし、それはその女性が生きていくうえでふくらみをもったり役に立つことはあっても、魅力的な男性を得るにはそれほど役に立たない場合が多いです。 魅力的な男性を得るための自分磨きというのは、たとえば、見た目の美しさ、男性が惹きつけられる性格、男性を深く理解する能力や、受け入れる包容力のことです。
一生を連れ添うパートナーは、人生でとても重要で大きな位置を占めるはずです。恋愛感情だけで相手を選ぶのは愚かなことです。 相手を選ぶときには、次のような最低条件だけはクリアしていないと駄目です。 @ 彼にあなたを養う能力はあるか? 働く意志のない男性はあなたを苦しめるだけです。借金ばかりする男性も同様です。 A 彼はあなたに誠実か? 浮気性の男性はあなたを苦しめます。 B 彼はあなたに時間を割くか? 仕事人間であなたのために時間を割かない男性がいたとするなら、結婚してその傾向はさらに強まる可能性があります。あなたは孤独な日々に耐えられるでしょうか? C 彼は精神・肉体ともに健康か? 精神的にも肉体的にも病んでいる人は、あなたを苦しめるだけです。どちらも健康な男性を選ぶ必要があります。 D 彼に尊敬できるところはあるか? やがて情熱的な恋愛感情は冷めていくでしょう。恋愛感情がなくなったとき、お互いに尊敬できることが一つでもあるのは重要なことです。
失恋したあと、とにかく結婚したくなることが男性にも女性にもよくあります。 不誠実な男性に失恋した女性は、ただただ誠実で優しい男性に、魅力はなくても誠実で優しい男性に退屈した女性は、魅力的ではあっても不誠実な男性に惹かれて付き合うことになったりします。 そして、時間がたつと、そのような男性に全く魅力を感じないことに気がつきます。 付き合って後悔するのなら、まだ取り返しがつきます。ですが結婚してしまうと、なかなかやり直しがきかないことが多いです。子供までできてしまえばなおさらです。 結婚には勢いが必要なので、ある程度熱くなってしまうのもいいでしょう。 ですが、自分の譲れない最低条件だけは、常日頃から考えておくことが大切です。
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