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恋をすることは誰にでも簡単にできることですが、その恋を自分に納得いく形でキープすることはとても難しいことです。 女性も若ければ、それだけでモテたり、男性の一人や二人と付き合ったりというのは当たり前でしょうが、問題は、その恋における自分のポジションはどうなのかということです。 もっとも恋愛は主観的なものであり、「ただ楽しければそれでいいし、自分は彼にとってその他大勢のなかの一人でもOK」という恋も恋に変わりはなく、それはそれでいい恋といえるでしょう。 ただ、ここでは、「ナンバーワンの座」にしぼって考えてみますが、「ナンバーワンの座を手に入れる」には、単に「モテるようになる」とは別の要素が必要になるものです。
女性の中には、「恋をつかんだら離さないわよ」という気迫を持っている人がいるもので、恋のためには、なりふり構わず泣いてみせるのなど朝飯前だし、やれることはすべてやる執念があるのです。そうやって欲しいものを必ず手に入れてしまいます。 それでも、別れはくるかもしれません。それがお互いにスンナリと合意したうえでの別れならいいのですが、自分はまだ相手のことが好きという場合、この「恋をつかむ力」がものをいうのです。彼女たちは「潔く別れる」カッコよさを選ばず、男の人の足元に「泣いてすがる」ほうを取る可能性が高い。 男性からみれば、一般厄介な女性と言えるかもしれません。なぜなら、体だけいただいて、潔く別れられる女性は、男にとってはすこぶる好都合だからです。その点、恋をつかんで離さない女性は、どこまでも自己本位ですから、苦しみを一人で引き受けて結果として男性をホッとさせる、なんてことは決してあり得ません。 こういう恋愛に執着の強い女性というのは、恋の戦いにおいては結局、いい人に勝ってしまうものです。いい人というのは、男性に好感は持たれますが、それだけなのです。 そう、決め手は性格ではなくて、女の生命力なのです。というのは、男性はどこかにエネルギーの強いほうに引きずりこまれるほうがラク、という性分を持っているからなのかもしれません。
男と女のあいだに恋が芽生えるのもタイミングなら、二人の距離がぐっと近づく瞬間もタイミング、結婚などまさにタイミング以外の何ものでもありません。つまり、恋愛とは、タイミングに大きく支配されているものなのです。 そして大多数の女の子が「私はなんて恋が下手なんだろう!」と悩むのは、このタイミングのつかみ方を指している場合が多い。 このタイミングについてよく指摘されるのは、男と女の恋愛感情の高まる時期のズレです。それは確かにそのとおりですが、タイミングとは単に相手のサインにイエスを送りさえすればいいというものではありません。 むしろ、相手の誘いや要求にいつもノリよく感じよく応じていると、タイミングをつぶしてしまったりする。彼の気持ちや状況を読みながら、それに応えたりハズしたり先回りしたり無視したりしながら、ここぞというときにはOKを出す。その「ここぞ」こそがタイミングなのです。 では、どうしたらタイミングの読める人になるのか。それは直感だという意見もあるし、場数を踏むことという見方もありますが、どちらかというと直感に近いのではないでしょうか。
結婚を決めた男性の言葉に、「彼女は最後の最後まで僕を翻弄した女性だから」というのがありますが、男性は誰でも手に入ったり、わかりやすいものよりは、そうでないもののほうが好きです。女性に振り回されるのも嫌いではないのです。 だから、感情が豊かな女性、いろいろな面を持っている女性、ちょっと変わっていて面白い女性などすべて、得点は高いわけです。 なぜでしょうか。 男性にとってそういう女性は未知のものであるからです。「まだ奥に何かありそう」という期待は、少年が宝探しに行くときのドキドキに似ているのです。そう、男性は基本的に冒険好き、探検好きなのです。
男性が女性と結婚を決意するときは、「自分にとってどうしても欲しいし、必要な女性」だと思うときです。 どのように必要とされるかは人それぞれでしょうが、精神的に自分の支えになってほしいという男性もいるでしょうし、同志として一緒に仕事をしていきたいという男性もいるでしょう。あと、自分を変えたいときで、男性は女性と恋愛することでパワーや自信を得て、新しい状況に飛び込んでみたりします。「君は僕に自信と勇気をくれました」などと言われたら、女性は最高でしょう。
よく「同じ人を一生愛せるわけがない」とか「人の気持ちは変わるから」などと話す人がいるけれど、やってみなければわからないのが恋愛だし、一回一回違うのも、一組一組違うのも恋愛です。 世界中にいくつも、死ぬまでアツアツのカップルはいるでしょうし、彼や彼女は最高のパートナーと信じている人たちは多いでしょう。 つまり、自分が愛されたいなら、自分も前向きに彼を愛して信じることことです。
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