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あきらめきれない恋の叶え方


片思いの相手を好きにさせるには、自分から告白すべきではありません。
相手を落としたいのなら、自分から好きと告白してしまうのは愚考です。
相手に好きと言わせてこそ恋愛はうまくいくし、相手があなたに執着するからです。



好きな人を落とすには「好き」と言ってはダメ


彼の気を惹くテクニック


では、どうすれば、好きと言わずに相手を好きにさせることができるのでしょうか?
あなたは恋愛映画やドラマを見て切なくなったことはないでしょうか。主人公の女性の切なさや、相手役の男性の好きという気持ちが痛いほど伝わった経験はないでしょうか。

実は、好きと言わずに相手を好きにさせるには、あなたがシナリオライターになり、彼にドラマや映画のような切ない思いをさせ、好きだと告白されることが大事です。
あなたが片思いをしていて彼と両思いになりたいのなら、あなたは片思いの女性が両思いになる映画のシナリオライターになり、シナリオを書き、その主人公を演じます。

彼はそれを知らずに、あなたが書いた相手役の男性を演じながら、同時にその映画を見ている観客となり、やがてあなたに惹かれていく。彼の言動があなたの書いたシナリオ通りなら、あなたの気持ちは彼に通じていて、やがて彼はあなたに告白することになります。

どのような駆け引きの場合でも、まずシナリオを書き、その主人公を演じ、彼がそのシナリオ通りに動くかどうかを観察し、その通りに動かないのならシナリオを書き換え、新しい行動をとることが重要となります。

このシナリオは、あなたが自由に書けるわけではありません。まず相手の役どころは決まっています。あなたの役どころも決まっています。あなたの目的も決まっています。
あなたの目的は彼があなたを好きになり、告白するということです。

「自分を好きになり、告白する」までを演出


そうなるとシナリオは自然に決まります。なぜシナリオが自然に決まるのか? それは、人間のとる行動は基本的に決まっているからです。たとえば、「明日、今まで私のことをどうでもいいと思っていた彼が急に私のことを大好きになり、告白してきて、私はそれを受け入れる」というシナリオは成り立ちません。人はそのように行動しないからです。

したがって、あなたがさまざまなこと正確に知らなければ、いいシナリオは書けません。
まずあなたが知るべきことは、あなたが彼にとって、恋愛対象外か恋愛対象内かということです。そしてさらに、いろいろなことを知る必要が出てきます。
・ 彼にはどのくらい女性経験があるのか?
・ 彼に今、恋人はいるのか?
・ 彼の趣味は何か?
・ 彼の劣等感は?
・ 彼の家族構成は?
・ 彼は女性をどう扱うの?
などです。

また、あなたはあなた自身を正確に知る必要がありまます。たとえば、
・ あなたの見た目はどのくらい魅力的なのか?
・ あなたは彼にどう映っているのか?
・ あなたの会話は彼にとって楽しいのか?
などです。さらに男性の性質、女性の性質、人の性質を知る必要があります。
正確に知れば知るほど、正確なシナリオが決まります。

たとえば、あなたが彼の恋愛対象外だとしたら、あなたは次のシナリオを演じることになります。そのシナリオは、相手の男性目線で書く必要があります。


「その女性はなぜか俺に優しい。俺はそれと知らずに、ずっと彼女の優しさに甘えている。俺は彼女の魅力に気づかず、ほかの女性を追ったり、付き合おうしたりする。その間、俺と彼女にはさまざまなことが起きる。ある女性とうまくいかなくなったとき、(あるいは、仕事がうまくいかなくなったとき)、ふと俺は気がつく。ずっとそばにいた、この彼女こそが、自分の愛する人だと」。
あるいは「彼女が僕の元を去っていこうとしたとき、僕は突然、彼女の大切さに気づく」となる。

これは典型的なシナリオで、この中に自分や相手、実際に二人の周りにいるライバルの役どころを入れていく。
たとえば、この中に「よく見たら彼女は可愛かった」ということが入るかもしれないし、この中に「俺が付き合っていた女性はいつもダメ出しばかりし、そのとき、彼女がいつも俺を支えてくれていることに気づいた」ということが入るかもしれません。

ここで重要なことは、あなたが彼を好きだということを彼は知らないということです。

好きだということを気づかれてはいけない


もしあなたが彼を好きだということを彼が知っていれば、あなたの優しさや支える行為は、あなたのエゴになってしまいます。片思いの映画のシナリオに、「あなたの優しさに彼が気づいていない」というストーリーが多いのは、このためでしょう。

たとえば、あなたが彼の恋愛対象内なら、次のようなシナリオになるでしょう。
「俺は彼女のことを気に入っていた。でも、俺の思いはなかなか彼女には伝わらない。あるとき彼女は楽しく振る舞い、あるとき彼女はとてもそっけない。彼女は俺を好きなのだろうか? 分からない。俺が電話をしても話し中だったり、繋がらないことがある。でも、一緒にいると楽しそうだ。数ヶ月たったあるとき、彼女をデートに誘い、勇気を出して告白した。彼女は笑顔で俺に言った。『ずっとあなたのその言葉を待っていたの』」
という感じです。

このシナリオで重要なことは、あなたは彼に好きだと確信させてはいけないということです。「俺を好きなのか? そうでないのか?」と悩ませる必要があります。

そのようなシナリオを書いたら、行動に移ります。あなたの役どころは決まっているのだから、送るメールの内容も頻度も自然と決まるはずです。恋愛対象外の女性であれば、まずは日常の会話を足がかりに、なんとか彼と繋がることです。でも強引に繋がれば、彼はあなたの下心に気づいてしまいます。
焦らずチャンスを待ち、知恵を絞ってチャンスを作るのです。

なんとか彼に関わることができれば、彼に「好き好き光線」を出すのではなく、彼の価値観や仕事のつらいところなど、内面的なものに触れることが重要となるでしょう。
あるときは、単に楽しい話をするだけかもしれない。あるときは、あなたに自分の生き方を語る。あるときは彼は、会社の愚痴をこぼすかもしれない。彼がたくさんのことをあなたに話すようにする。あなたはよき友達として、よき理解者として、彼を支える。

このとき彼は、あなたが彼を好きだということに気づいていないということが重要です。彼があなたを好きになることがまず先決です。


恋のシナリオはうまくいくまで書き直し


相手が思わぬ方向にいくことはよくあります。たとえば、
・ 手に入りそうな距離にいたはずなのに、連絡が全くこなくなる
・ デートで盛り上がるはずが、今日の彼の態度は上の空
・ パーティーで別の女性とイチャイチャしている
など。また、最初から思い通りにいかないことがあります。
・ どうしても彼と接点を持てない
・ 彼はいつも隣にいるのに、どうしても会話ができない

その場合、あなたは慌ててはいけない。恋というのは、慌ててうまくいくことはほとんどないものです。落ち着いてもう一度、シナリオを書き直す。もしかしたら、彼には別に恋人がいるかもしれない。もしかしたら、彼にとって恋愛対象外かもしれない。彼の行動がしっくりくるようにシナリオを書き直さないとうまくいかないでしょう。

シナリオは常に書き直しするのです。シナリオを書く行為は彼を正確に知る行為であり、自分を正確に知る行為でもあります。彼の背後で起きたことの予想も含め、シナリオと彼とあなたの関係にズレが生じなくなったとき、あなたは彼を知ったことになります。

そのシナリオが書けるとき、そして、シナリオ通りに行動できるとき、あなたは好きと言わずに相手を好きにさせるコツを身につけることになるのです。

男性によっては、どうしても彼が恋に落ちるシナリオが書けないときがありますが、彼を得たいのなら、それでもシナリオを書くしかありません。

書けないシナリオは基本的にはありませんが、世の中に男性はたくさんいます。男性があなたを好きになるというシナリオを書きやすい男性を選ぶのも大切です。



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